ご挨拶

Ohtsuki

この度、第37回生体膜と薬物の相互作用シンポジウムを、平成27年11月19日(木)、20日(金)に熊本大学薬学部において開催することとなりました。

本シンポジウムは薬学会の主催する多くのシンポジウムの中でも最も長い歴史を持ち、今年で37回目の開催となります。本シンポジウムは、当初、物理化学系の研究者を中心に組織されましたが、今では「生体膜と薬物の相互作用」をキーワードとして幅広い分野の研究者が集まり討論を行う、有意義な領域横断型シンポジウムに発展しております。

今回のシンポジウムでは、本シンポジウムにおける重要な臓器である腎臓の再構築に関して近年顕著な業績を上げられた西中村隆一先生(熊本大学発生医学研究所)に特別講演をお願いしています。また、シンポジウムは生物系では脂質に注目したシンポジウム、物理系ではDDSに注目した若手研究者によるシンポジウムを企画しています。また、一般講演は従来通りの口頭発表に加えて、より密に討論できるようポスター発表も設けました。是非、多くの研究者にご参加頂き、活発な討論をお願い致します。

熊本での開催は、小田切優樹 先生(現 崇城大学薬学部)が実行委員長をされた2001年以来、14年ぶりとなります。サイエンスはもちろんですが、ぜひこの機会に熊本、阿蘇、天草の自然、海の幸や山の幸を満喫して頂ければと思います。熊本にて多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第37回 生体膜と薬物の相互作用シンポジウム
実行委員長  大槻 純男